個人情報の保護に関する方針

本研究の調査研究活動において、研究に携わる者及び研究支援に携わる者は、患者さんの個人情報の取扱いについて以下のとおり方針を定め、その保護に万全を尽くします。個人情報とは、個人情報の保護に関する法律(平成15年5月30日法律第57号)に定める個人情報をいいます。

  • 研究実施計画書「CIDPレジストリ(神経免疫疾患レジストリ【RADDAR-J[79]】)」
  • 研究実施計画書「視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)レジストリ(神経免疫疾患レジストリ【RADDAR-J[79]】)」
  • 研究実施計画書「神経免疫疾患レジストリのCIDP患者を対象としたエフガルチギモド治療に関する臨床研究 【RADDAR-J[79-1-2]】」

1.個人情報の区分管理

患者さんから御提供いただいた臨床情報、生体試料、そこから得られた検査結果やゲノム情報は「臨床情報、生体試料、ゲノム情報」と「個人情報」に分けて管理します。

(1) 臨床情報、生体試料、ゲノム情報

臨床情報、生体試料、ゲノム情報には、氏名、電話番号など個人を特定し得る情報を含めません。データの保存と同時に代わりに新しく符号(この符号を、被登録者IDと呼びます)をつけます。患者さんに御提供いただいた、直接個人を特定し得る情報以外の情報は、このIDにより、同一の人から提供されたということは分かりますが、万が一患者さんの被登録者IDが外部に出てしまったとしても、その情報が患者さんのものであると特定することは不可能です。

(2) 個人情報

氏名、電話番号など個人を特定し得る情報は、保存と同時に暗号化され、さらに複数の保存場所に分散して保存されます。このため万が一機器が持ち出されたり、サーバーへの外部からの侵入があったりしたとしても、患者さんを特定することができる情報を抜き出すことはできません。
また、患者さんがすでに登録されていないかの確認作業として、氏名などの情報を難病プラットフォームの個人情報管理システムに集約し、照合を行いますが、この作業により、患者さんの氏名などが外部に出ることは一切ありません。

2.臨床情報、生体試料、ゲノム情報の利用目的

本研究の調査研究活動において研究に携わる者及び研究支援に携わる者は、取得した臨床情報、生体試料、ゲノム情報を、以下の利用目的で、又は当該利用目的の達成に必要な範囲で利用します。利用目的の変更が必要となった場合には、その旨を患者さんに通知又は公表します。

(1) 難病の研究の進展・迅速化

より多くの同一又は似た症状をもつ患者さんの臨床情報、ゲノム情報を収集し、医療従事者や研究者が共有することで、これまで分からなかった疾患の原因や症状の理解が進み、それが新しい治療法や薬の開発、今後の症状の予測につながる可能性があります。
また、新しい解析手法を用いた研究、新たな要因を解明する研究を行うには、生体試料の収集が必須の場合がありますが、あらかじめ多数かつ多様な患者さんからの生体試料を収集し保管することで、研究が計画されたときにただちに研究を実行することができるようになります。

(2) 日本人に合った医療の提供

神経免疫疾患に関わる日本人特有の要素を解明するためには国レベルでの日本人データの収集システムが必要です。本研究の調査研究活動では日本人データを幅広く収集し、医療従事者や研究者と共有します。海外データとの比較により、日本人に合った医療の提供につながる可能性があります。

(3) 臨床試験・治験に参加する機会が増加する可能性

現在、世界中で神経免疫疾患やその人の体質に合った治療法の研究が進んでいます。患者さんが本研究の調査研究活動に登録することで、患者さんに合った治療法開発に関わる機会が増える可能性があります。

(4) 疾患の最新情報の入手

本研究の調査研究活動は、神経免疫疾患の専門家集団により行われます。神経免疫疾患に関する最新情報が国内外から集まりますので、本研究の調査研究活動に登録して参加することで、医療機関などから神経免疫疾患に関する最新情報を受け取りやすくなる可能性があります。また、他の患者さんとつながる機会が増えるかもしれません。

(5) より詳細な経過観察による健康管理

1年ごとに、担当医師若しくは研究事務局の担当者が患者さんの健康状態を伺ったり、採血や診察のため医療機関を受診していただくことになるため、患者さんの健康状態をより詳細に経過観察し管理することにつながります。

3.取得した臨床情報、生体試料、ゲノム情報の第三者提供、委託及び共同利用

(1) 研究のための利用

(i) 他の研究機関との共有

患者さんの臨床情報は、海外を含んだ他の研究機関(大学の研究機関や商業利用も含む企業等。以降、二次利用機関といいます)と共有されることがあります。また、IDで管理された患者さんの生体試料も二次利用機関に提供されることがあります。患者さんの臨床情報、生体試料、ゲノム情報を二次利用機関へ共有する際は、共有先の研究計画が科学的・倫理的に妥当な内容か、患者さんに不利益がないか、医学研究に関する倫理指針を遵守した内容であるかについて、レジストリ検討委員会(注:日本神経免疫学会に設置されている委員会。各神経免疫疾患のレジストリを学会の統括の下で構築し、長期にわたる縦断的なデータを収集し、至適な治療法、新規治療薬の開発により患者の長期予後を向上させることを目的とする。本研究の調査研究活動に関してレジストリ検討委員会は研究実施計画書に記されている運営委員会の役割を引き受けている。レジストリ検討委員会のメンバーは学会のウェブサイトに掲げられている。)及びレジストリ検討委員会の活動の一環として設置されている疾患毎の分科会(注:各分科会は各疾患に特化した医学専門家をメンバーとし、活動の一環として、提案された研究計画につき、その倫理的・医学的・科学的妥当性を審議する。令和8年6月時点で、CIDPレジストリ分科会とNMOレジストリ分科会が設置済み。疾患毎の各分科会のメンバーは学会のウェブサイトに掲げられている。)で審査を行い、そこで認められた二次利用機関のみが、患者さんの臨床情報、生体試料、ゲノム情報を無償/有償利用することができます。二次利用機関は、承認された範囲を超えて患者さんの臨床情報、生体試料、ゲノム情報を利用することは禁じられています。

(ii) 難病プラットフォームとの共有

難病プラットフォームは、日本医療研究開発機構の研究事業のひとつで、さまざまな難病の研究で収集した臨床情報、生体試料、ゲノム情報から得られた情報を集約して、わが国の難病研究の推進に役立てる取り組みを行っています。
本研究の調査研究活動は難病プラットフォームと連携していて、IDで管理された患者さんの臨床情報、生体試料、ゲノム情報から得られた情報は、最終的に他の難病レジストリ研究の患者さんの情報とともに、難病プラットフォームに共有されます。
またさらに、難病プラットフォームに共有された患者さんの臨床情報や生体試料から得られた情報は、難病プラットフォーム以外の研究機関に提供されることがあります。患者さんの臨床情報、生体試料、ゲノム情報から得られた情報をそれら二次利用機関へ提供する際は、提供先の研究計画が科学的・倫理的に妥当な内容か、患者さんに不利益がないか、医学研究に関する倫理指針を遵守した内容であるかについて、レジストリ検討委員会及び疾患毎の分科会で審査を行い、さらに難病プラットフォームの運営委員会で審査し、そこで認められた二次利用機関のみが、患者さんの臨床情報、生体試料、ゲノム情報から得られた情報を無償/有償利用することができます。二次利用機関は、承認された範囲を超えて患者さんの臨床情報、生体試料、ゲノム情報から得られた情報を利用することは禁じられています。
上記の(i)と(ii)において、もし、研究を進める上でさらに詳細な患者さんの情報が必要となった場合は、研究事務局を通じて患者さんに連絡することがあるかもしれません。ただし、二次利用機関が患者さんに直接連絡したり、患者さんを特定できる情報を取得することはありません。

(2) 公開データベース登録の可能性

将来的に、患者さんの情報であることを完全に分からなくした情報を公開データベースに登録することを考えています。できる限り多くの患者さんのデータを国内外で共有し、比較することにより、難病研究が進むと期待しているからです。公開データベースとは、多くの研究者が情報を共有するために、患者さんの臨床情報、ゲノム情報を集約したものです。このデータベースから個人を特定されることはありません。

(3) 学術発表

本研究の調査研究活動により得られた結果を、国内外の学会や学術雑誌及びデータベース上等で、発表させていただく場合がありますが、患者さんの情報であることが特定されない形で発表します。

(4) 委託

本研究の調査研究活動において研究に携わる者及び研究支援に携わる者は、利用目的の達成に必要な範囲内において、個人情報の取扱いの全部又は一部を、業務委託先に委託することがあります。その際、業務委託先としての適格性を十分審査するとともに、契約にあたって守秘義務に関する事項等を規定し、情報が適正に管理される体制作りを行います。

4.個人情報の開示、訂正及び利用停止等

  1. 本研究の調査研究活動において研究に携わる者及び研究支援に携わる者は、患者さんから、個人情報保護法の定めに基づき患者さん自身の個人情報の開示を求められた場合には、個人情報保護法により開示の義務がある場合に限り、患者さん自身からの請求であることを確認のうえで、遅滞なく個人情報の開示を行います。なお、個人情報の開示にあたっては、本研究の調査研究活動において別途定める手続きに従って開示手数料を請求する場合があります。
  2. 本研究の調査研究活動において研究に携わる者及び研究支援に携わる者は、患者さんから個人情報が真実でないという理由によって個人情報保護法の定めに基づきその内容の訂正を求められた場合、及びあらかじめ公表された利用目的の範囲を超えて取り扱われているという理由又は偽りその他不正の手段により収集されたものであるという理由によって個人情報保護法の定めに基づきその利用の停止を求められた場合には、患者さん自身からの請求であることを確認のうえで、遅滞なく必要な調査を行い、その結果に基づき、個人情報の内容の訂正又は利用停止を行い、患者さんに対してその旨を通知します。
  3. 本研究の調査研究活動において研究に携わる者及び研究支援に携わる者は、患者さんから、患者さん自身の個人情報について消去を求められた場合には、当該請求に応じる必要があると判断した場合に限り、患者さん自身からの請求であることを確認のうえで、遅滞なく個人情報の消去を行い、患者さんに対してその旨を通知します。
  4. 上記(1)~(3)の請求に際しては、以下の内容その他本研究の調査研究活動所定の情報・資料を送付してください。
    • 氏名・住所・電話番号・メールアドレス
    • 請求内容・経緯・根拠資料
    • 本人確認資料
  5. 以下の各号のいずれかに該当する場合は、(1)及び(2)の請求に応じることができない場合があります。その際は、患者さんに対してその旨を通知すると共に、理由を説明します。
    • 患者さん又は第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそれがある場合
    • 当法人の業務の適正な実施に著しい支障を及ぼすおそれがある場合
    • 法令に違反することとなる場合
    • 患者さん自身からの請求であることが確認できない場合

5.問合わせ窓口

本方針に対する御意見、御質問、その他個人情報の取扱いに関するお問合わせ及び上記4.に基づく御請求は、以下の担当者までお知らせください。

個人情報に関するお問合わせ窓口

〒260–0856
千葉県千葉市中央区亥鼻1–8–15
千葉大学亥鼻キャンパス内
千葉大亥鼻イノベーションプラザ302号室
一般社団法人 kizuna 個人情報保護担当者 堀田行久
dataprivacy@kizunaai.org

6.改定

本方針を改定する場合は、改定日及び改定内容を速やかに本研究の調査研究活動のウェブサイト上で告知します。

以 上

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NMOレジストリ概要

視神経脊髄炎スペクトラム障害レジストリ(神経免疫疾患レジストリ)の概要

研究課題名視神経脊髄炎スペクトラム障害レジストリ
(神経免疫疾患レジストリ【RADDAR-J[79]】)
研究代表者東北医科薬科大学医学部 脳神経内科学 中島一郎

研究の目的

神経免疫疾患に罹患した患者さんの生体試料や臨床情報を継続的に集積し、疾患の病態解明や治療に関するリアルワールドエビデンス構築へつなげます。また、臨床試験を行う際に、対象となりうる患者さんの効率的なリクルートを可能にします。以上より、新規治療の迅速な開発に貢献することを目標としています。

対象疾患

  • 視神経脊髄炎スペクトラム障害(neuromyelitis optica spectrum disorder:NMOSD)
  • MOG抗体関連疾患(myelin-oligodendrocyte glycoprotein-antibody associated disorder :MOGAD)

研究デザイン

初回登録後、原則1年ごとにフォローアップを行います。臨床情報、生体試料を収集します。

研究期間

永年(5年毎更新)

目標症例数

1000例

  • 生体試料の収集は登録数600例到達を目途に終了予定。600例以降は臨床情報のみ収集。

倫理審査

「京都大学 医の倫理委員会」による中央一括審査です。倫理委員会に提出する書類手続きは研究代表機関及び研究事務局が全て行うことで共同研究機関の負担を最小限としています。なお、利益相反の管理は各共同研究機関での審査または自己申告となります。

研究実施体制

本レジストリは日本神経免疫学会の管理下で運営されています。また厚生労働省 難治性疾患政策研究事業「神経免疫疾患領域における難病の医療水準と患者のQOL向上に資する研究班(神経免疫班)」からの支援を受けています。

レジストリの事務局は、日本神経免疫学会から委託を受けた一般社団法人kizunaが運営しています。

運営資金

厚生労働省 難治性疾患政策研究事業研究費
中外製薬株式会社 共同研究費

患者情報・生体試料の流れ

患者さんからの臨床情報、生体試料は共同研究機関を通じて研究事務局の電子的症例報告書(EDC)、バイオレポジトリに保管されます。その後、レジストリに集積されたデータの二次利用を希望される研究機関や企業から事務局に申請があれば、レジストリ運営委員会の審査、必要に応じて神経免疫学会、難病プラットフォームの審査を経て情報提供をしていきます。
レジストリへの症例登録をしてくださる共同研究機関の先生方に、ご担当をいただくのは下図赤線枠内になります。具体的な登録作業は事務局より各機関に送付する手順書に沿って進めて頂きます。

本研究で収集されるデータ

初回登録後は一年毎の追跡調査を予定しています。

  • 生体試料の収集は登録数600例到達を目途に終了予定。600例以降は臨床情報のみ収集。

収集する臨床情報

  • 個人情報(氏名、連絡先、生年月日等)
  • 管理・背景情報(診断名、診断年月等)
  • 合併症
  • 登録時重症度
  • 登録時までの発作回数)
  • 直近の発作
  • 検査結果(AQP4抗体、MOG抗体、髄液検査、脳MRI、脊髄MRI)
  • 治療内容(急性期、予防治療、過去治療)
  • EQ-5D-5L
  • 有害事象
  • 再発(妊娠及び出産後の再発を含む)

患者さん・共同研究機関の先生へのフィードバック・メリット

共同研究機関の先生方

  • レジストリに集積されたデータの使用:
    レジストリに集積されたデータや検体、患者を対象とした前向き・後ろ向き研究を行いたい場合、事務局にご相談ください。研究実施に際しては、実施計画書の策定、レジストリ運営委員会による審査が必要です。
  • ニュースレター:
    各疾患の最新情報を定期的なニュースレターとして先生方に提供致します。
  • 難治例の相談:
    診断や治療方針について悩まれる患者様について、各疾患の専門医と相談する機会の提供について準備中です。
  • 治験参加の機会:
    新規治験の参加施設募集などに、本レジストリを積極的に活用できることを目指しています。共同研究施設の先生方へ迅速な情報提供を行っていけるよう努めます。

患者さん方

  • ニュースレター:
    ご自身のご病気の最新情報を定期的なニュースレターとして提供致します。
    (こちらは患者さん向けの内容とし、医師向けのものとは異なります)
  • 「神経免疫レジストリ研究」への登録により、新規の臨床試験・治験に関する情報が得られやすくなります。

NMOの患者・ご家族様へ

視神経脊髄炎スペクトラム障害レジストリ(神経免疫疾患レジストリ)の概要

研究代表者東北医科薬科大学医学部 脳神経内科学 中島一郎

研究の目的

多くの視神経脊髄炎スペクトラム障害およびMOG抗体関連疾患患者さんの病気の経過や、診療内容のデータを集めます。
持続的・長期的にデータを評価することで、視神経脊髄炎スペクトラム障害およびMOG抗体関連疾患のより最適な治療法の解明に結び付けます。

レジストリ研究に登録するメリット

  • あなたと似た症状を持つ患者さんの診断や治療に役立つ可能性があります。
  • 病気の研究のスピードを加速させる可能性があります。
  • 病気の最新情報をニュースレターなどでお届けします。
  • 臨床試験や治験に参加する機会が増える可能性があります。

レジストリ研究に参加できる方

  • 視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)もしくは、MOG抗体関連疾患(MOGAD)の診断を受けており、担当医師から研究に参加できると判断された方

研究の方法

  • 同意書への署名をもって、参加の意思表明をしたと判断します。
  • 病気の症状・検査結果などの「臨床情報」と、血液などの「生体試料」を、あなたの情報としてレジストリに登録し、1年ごとに継続して集めます。
  • 研究は永年続きます。
  • 研究に参加した後も、研究参加の同意を取り消すことができます

研究実施体制

  • このレジストリは日本神経免疫学会の管理下で運営されています。
  • 厚生労働省の研究班(神経免疫班)からの支援を受けています。
  • レジストリの事務局は、日本神経免疫学会から委託を受けた一般社団法人kizuna(https://kizuna-cro.org/)が運営しています。
  • 研究は2023年12月から開始しています。

運営資金

厚生労働省 難治性疾患政策研究事業研究費
中外製薬株式会社 共同研究費

CIDPの患者・ご家族様へ

慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチーレジストリ(神経免疫疾患レジストリ)の概要

研究代表者東京科学大学病院 脳神経内科 三澤園子

研究の目的

多くの慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)患者さんの病気の経過や、診療内容のデータを集めます。
持続的・長期的にデータを評価することで、CIDPのより最適な治療法の解明に結び付けます。

レジストリ研究に登録するメリット

  • あなたと似た症状を持つ患者さんの診断や治療に役立つ可能性があります。
  • 病気の研究のスピードを加速させる可能性があります。
  • 病気の最新情報をニュースレターなどでお届けします。
  • 臨床試験や治験に参加する機会が増える可能性があります。

レジストリ研究に参加できる方

  • CIDPの診断を受けており、担当医師から研究に参加できると判断された方

研究の方法

  • 同意書への署名をもって、参加の意思表明をしたと判断します。
  • 病気の症状・検査結果などの「臨床情報」と、血液などの「生体試料」を、あなたの情報としてレジストリに登録し、1年ごとに継続して集めます。
  • 研究は永年続きます。
  • 研究に参加した後も、研究参加の同意を取り消すことができます

研究実施体制

  • このレジストリは日本神経免疫学会の管理下で運営されています。
  • 厚生労働省の研究班(神経免疫班)からの支援を受けています。
  • レジストリの事務局は、日本神経免疫学会から委託を受けた一般社団法人kizuna(https://kizuna-cro.org/)が運営しています。
  • 研究は2022年1月から開始しています。

運営資金

厚生労働省 難治性疾患政策研究事業研究費
製薬企業からの学術研究助成金

CIDPレジストリ概要

慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチーレジストリ(神経免疫疾患レジストリ)の概要

研究課題名神経免疫疾患レジストリ【RADDAR-J[79]】
研究代表者東京科学大学病院 脳神経内科 三澤 園子

研究の目的

神経免疫疾患に罹患した患者さんの生体試料や臨床情報を継続的に集積し、疾患の病態解明や治療に関するリアルワールドエビデンス構築へつなげます。また、臨床試験を行う際に、対象となりうる患者さんの効率的なリクルートを可能にします。以上より、新規治療の迅速な開発に貢献することを目標としています。

対象疾患

  • 慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(chronic inflammatory demyelinating neuropathy: CIDP)
  • Nodopathy
  • 抗MAG抗体関連ニューロパチー
  • 多巣性運動ニューロパチー(multifocal motor neuropathy: MMN)

研究デザイン

初回登録後、原則1年ごとにフォローアップを行います。臨床情報、生体試料を収集します。

研究期間

永年(5年毎更新)

倫理審査

「京都大学 医の倫理委員会」により中央一括審査されています。倫理委員会に提出する書類手続きは事務局が全て行うことで共同研究機関の負担を最小限としています。なお、利益相反の管理は各共同研究機関での審査または自己申告となります。

引用:「京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院 医の倫理委員会」ホームページより 一部改変

研究実施体制

本レジストリは日本神経免疫学会の管理下で運営されています。また「神経免疫疾患のエビデンスに基づく診断基準・重症度分類・ガイドラインの妥当性と患者QOLの検証」研究班(神経免疫班)からの支援を受けています。

レジストリの事務局は、日本神経免疫学会から委託を受けた一般社団法人kizunaが運営しています。

運営資金

厚生労働省 難治性疾患政策研究事業研究費
製薬企業からの学術研究助成金

患者情報・生体試料の流れ

患者さんからの臨床情報、生体試料は共同研究機関を通じて研究事務局の電子的症例報告書、バイオレポジトリに保管されます。その後、レジストリに集積されたデータの二次利用を希望される研究機関や企業から事務局に申請があれば、レジストリ運営委員会の審査、必要に応じて神経免疫学会、難病プラットフォームの審査を経て情報提供をしていきます。
レジストリへの症例登録をしてくださる共同研究機関の先生方に、ご担当をいただくのは下図赤線枠内になります。具体的な登録作業は事務局より各機関に送付する手順書に沿って進めて頂きます。

本研究で収集されるデータ

初回登録後は一年毎の追跡調査を予定しています。

収集する臨床情報の内訳(一部抜粋)

  • 氏名、連絡先
  • 生年月、性別
  • 発症年月、発症年齢、診断年月、治療開始年月
  • EQ-5D-5L
  • 既往歴、合併症、家族歴
  • 喫煙歴、妊娠・出産歴
  • CIDP診断カテゴリー(possible、 probable、 definite)
  • 臨床病型(typical、 multifocal、 distal、 sensory、 motor)
  • 臨床症状(筋力低下、感覚障害、運動失調、振戦、疼痛、脳神経症状など)
  • ONLS、RODS、握力、MRC sum score
  • 検査所見:神経伝導検査、血液生化学所見、自己抗体の有無(抗NF155抗体など)、脳脊髄液検査、神経超音波検査、末梢神経MRI検査
  • 神経生検所見
  • 治療薬、反応性、治療期間
  • 維持治療薬による有害事象

患者さん・共同研究機関の先生へのフィードバック・メリット

共同研究機関の先生方

  • レジストリに集積されたデータの使用:
    レジストリに集積されたデータや検体、患者を対象とした前向き・後ろ向き研究を行いたい場合、事務局にご相談ください。研究実施に際しては、実施計画書の策定、レジストリ運営委員会による審査が必要です。
  • ニュースレター:
    各疾患の最新情報を定期的なニュースレターとして先生方に提供致します。
  • 難治例の相談:
    診断や治療方針について悩まれる患者様について、各疾患の専門医と相談する機会の提供について準備中です。
  • 治験参加の機会:
    新規治験の参加施設募集などに、本レジストリを積極的に活用できることを目指しています。共同研究施設の先生方へ迅速な情報提供を行っていけるよう努めます。

患者さん方

  • ニュースレター:
    ご自身のご病気の最新情報を定期的なニュースレターとして提供致します。
    (こちらは患者さん向けの内容とし、医師向けのものとは異なります)
  • 「神経免疫レジストリ研究」への登録により、新規の臨床試験・治験に関する情報が得られやすくなります。

医師・研究者様へ

神経免疫疾患レジストリの概要