NMOSD/MOGADとは
NMOSD/MOGADとは、視神経脊髄炎スペクトラム障害(Neuromyelitis Optica Spectrum Disorders:NMOSD)およびMOG抗体関連疾患(Myelin Oligodendrocyte Glycoprotein Antibody-associated Disease:MOGAD)は、特定の自己抗体に関連する中枢神経系の炎症性疾患です。
日本における患者さんの数
2017年に日本で実施された全国疫学調査では、NMOSDの有病率は人口10万人あたり5.4人と推定されています。一方、2020年に日本で行われた調査によると、MOGADの有病率はさらに低く、人口10万人あたり1.34人と報告されています。
疾患研究のこれまでの歩み
NMOSD
NMOSDにおいては、患者血清中に抗アクアポリン4(AQP4)抗体が同定されたことにより病態生理の理解が大きく進展しました。現在、日本では5種類の生物学的製剤が臨床使用可能です。
MOGAD
MOGADは近年になって独立した疾患概念として定義されたばかりであり、その病態生理は未だ十分に解明されていません。MOGADの臨床症状は、現在認識されているよりもさらに広範である可能性が指摘されており、現時点では有効性が証明された標準的な治療法も確立されていません。
一人ひとりに見合った、継続可能な治療を目指して
NMOSDおよびMOGADはいずれも免疫治療により再発を予防し、疾患予後の改善が可能です。しかし、そのためには長期的かつ高額な免疫治療が必要となるため、複数存在する治療選択肢の中から、各患者に最も適した治療法を明らかにすることが重要です。そのため本レジストリ研究を始めとして多くの研究者が、患者毎の治療最適化に向けて研究を進めています。
視神経脊髄炎スペクトラム障害レジストリ(神経免疫疾患レジストリ)の概要





